2005-07-22から1日間の記事一覧

『カラマーゾフの兄弟』、或いは神の<あり>と<なし>の間で

[以下は、ミクシイのレビューからの再録です。] ドストエフスキーは、『白痴』第四部執筆中の1968年12月11日に書かれたA・N・マイコフ宛の書簡のなかで、『無神論』という長編の構想を語っている。 「当地でいま私の頭にあるものは、(1)『無…