本日、初めてアスタルテ書房に行きました

京都市役所前駅」で降り、地下街「Zest御池」を渉り、「御幸町通り」の出口を出る。「御幸町通り」は、本能寺会館の裏の筋にあたる。少し行くと、ジュエリーハイツが見つかる。このあたりは、景観保護のため、高層建築が禁止されている。アスタルテ書房は、2階。2階には、2部屋あるが、金子國義の絵の印刷物が扉に貼ってあるほうが、アスタルテ書房であった。
情報を列挙しておこう。
〒604-8086 京都市中京区三条通御幸町上るジュエリーハイツ202
TEL・FAX 075(221)3330
営業時間 12:00AM〜7:00PM 
休日 木曜
入り口を開けると、黒のスリッパに履き替えるようになっており、まずウィンドウの中に、種村季弘の署名本が並んでいるのを発見する。そのなかには『吸血鬼幻想』の単行本も含まれていた。そのウィンドウの上には、生田耕作の著作や、四谷シモンの著作。植島啓司の絶版本『分裂病者のダンス・パーティ』などがあった。
文庫本のコーナーには、日影丈吉講談社文庫、中井英夫の『銃器店へ』(角川文庫)などがある。
壁には澁澤龍彦の色紙が貼られており、澁澤龍彦塚本邦雄の著作が多数あった。また、生田耕作の生前の蔵書(坪内逍遥など)もあった。
塚本邦雄は、竹本健治の『トランプ殺人事件』の解説で、楽古堂さま(大内史夫氏のこと。烏鷺堀酒造売店 http://www.geocities.jp/le_corps_sans_organes/page027.html 参照。)が引用している歌人である。

トランプ殺人事件 (創元推理文庫)

トランプ殺人事件 (創元推理文庫)

ちゃんといった証拠に、こんな図版を載せておこう。

このアスタルテ書房の文字の上には、生田耕作好みの仮面をつけた女性の絵がついていた。この札は、今回、宇野亜喜良の『白猫亭〜追憶の多い料理店』(署名本・新刊)を入手したのだが、そのページに挟んであったものである。
白猫亭 追憶の多い料理店

白猫亭 追憶の多い料理店


ところで、宇野亜喜良は、このようにAQUIRAXとサインするのだが、浅田彰もAQUIRAXとサインするという噂を聞いたことがある。
アスタルテ書房の後は、喫茶フランソア http://www.kyoto-story.ne.jp/francois/index.html へ。
要するに、STRANGE LOVE* http://members.at.infoseek.co.jp/rawramp/top.html をあたかも踏襲したようなコースです。
フランソアには、ジャン・コクトーの手紙があるはずなのですが、私が座ったのは左奥の禁煙席ですが、見渡す範囲にはなさそうでした。
ちなみに、コクトーのサインとデッサンは、高野純子『フランスのオトグラフ』(平成10年刊、京都書院)に載っています。京都書院自体がなくなってしまったので、入手困難でしょうが。
ちなみに、その後は辻村寿三郎人形展(京都高島屋グランドホール7F)へ。
これも行った証拠を添付しておくことにしよう。

辻村ジュサブローは、2000年から、本名の辻村寿三郎を使うようになったことを知る。会場では、新八犬伝の最終話を流していた。