オレオレ詐欺か、コレコレ詐欺か

損保ジャパンの件は、解約手続きをし、送られてきた保険証券を返却することで終わった。しかし、そもそも契約自体が成立していないわけで、解約ということ自体がおかしいのだが、それを言っていると、いつまでも損保ジャパンと手を切ることが出来ないので、言わないことにする。
この件で、何度も損保ジャパンから職場に電話があり、職場の人に少し事情を説明したところ、それはオレオレ詐欺の一種ではないか、と言われた。損保ジャパンたるもの、そこまでは酷くないとその場では思ったが、あとあと考えてみると、オレオレ詐欺とどこが違うのだろうと思えてきた。
私の場合、損保ジャパンの代理店は、日産の販売会社であり、そこの営業が窓口になっている。その営業担当は、オレオレと言う代わりに、電話でコレコレと、自分の名前を連呼し(というのは、その担当者の名前は、コレ※※だからである。)、留守番をしている高齢者に電話し、さしたる説明もせず、「自動車保険の更新日近づいています。放っておくと、大変なことになりますよ。」と、<本当は怖い家庭の医学>じゃあるまいに、恐怖感を煽り、「振込用紙を送りますから、届き次第、すぐさま振り込んでください。」といい、まず振込用紙を、翌日には保険証券を送ってきたというわけである。
保険の契約者は私であるのに、私抜きで、しかも理性的な判断をさせる余裕を与えないようにして、押し売りをしようとしたのである。
自動車保険というものは、どういったケースで、どのような保障を行うかで、保険料は当然異なる。この場合、営業担当が、自分に都合のいいコースを選ばせるために、わざと詳しい説明を省き、契約当事者でない相手に対して早急な振込を迫るような行為をしたのである。これが、犯罪まがい行為でなくて、なんであろうか。