[mixi(ミクシィ)]のコミュニティ[ルイ・アルチュセール] に、以下のトピックをたてる。

国家のイデオロギー装置
アルチュセールについては、初期のヒューマニスティックなマルクスと、後期の科学的なマルクスの間に、認識論的切断があるんだという主張も気になりますが、もうひとつ、彼がその後行っていたオリジナルの思想、特に国家のイデオロギー装置という考えが気になります。
この国家のイデオロギー装置(AIE)の考え方は、フーコーの権力装置や、ドゥルーズ=ガタリの国家装置に考え方として似ていると思います。
そして、国家のイデオロギー装置(AIE)の考え方は、現代社会の分析に応用すれば、管理社会の欺瞞を暴くのに鋭利な刃物として機能させることができるのではないかと思います。
というのは、世の中が円滑に動いているのは、宗教とか公の美徳(国に殉ずるとか)といった美しい言葉によって、矛盾や無理が見えなくなっているわけで、それを国家のイデオロギー装置だよと指摘すれば、本当の問題点が見えてくるし、逃げではない抜本的な解決を考える第一歩になるからです。
国家のイデオロギー装置という考え方について、どう思われますでしょうか。