2013年11月22日のツイート
@harapion: (4)転回点は「安堂ロイド」の第五話である。ロイドは、命令通りに動くというアンドロイドとしてのプログラムと、感情の萌芽の間で矛盾を起こし動きが悪くなる。サプリはロイドに感情のプログラムをインストールする裏ワザを施すが、ロイドを救うべく犠牲となり死ぬ。初めて知る悲しみの感情。
2013-11-22 00:43:49 via web
@harapion: (3)安堂ロイドが感情を持つに至る兆しは、当初からあった。ロイドは睡眠(充電時)未来社会で行った虐殺の記憶に苦しめられていた。未来において味覚を教えてくれた男が、安堂麻陽の暗殺者として現れたとき、未来の記憶を呼び覚まそうと粘った(しかし、男は記憶を抹消していた)。
2013-11-22 00:32:00 via web
@harapion: (2)P・K・ディックは、アンドロイドと人間の差異を「感情移入」の能力に見出した。言いかえれば、他人を思いやる心ということだ。「安堂ロイド」は、AI(人工知能)の進化によって、アンドロイドが感情を獲得した場合のIFの世界を描き、逆説的に人間とは何かを問うようになっている。
2013-11-22 00:24:11 via web
@harapion: (1)P・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』では、人間と寸分違わぬアンドロイドとの差異は、感情移入が出来るかどうかとされる。しかしながら、作中の人間はアンドロイドを奴隷として使い、逃げれば執拗に追い詰め殺す、つまり疎外された人間の方は、機械的な反応をするのだ。
2013-11-22 00:16:03 via web