2015年10月17日のツイート
@harapion: ジークムント・フロイトは、シュレーバー症例のうちに、父親に対する尊敬と憎悪というアンビバレンツな葛藤を、すなわちエディプス・コンプレックスを見出し、エディプス・コンプレックスによる去勢不安が、同性愛に転化するという仮説を唱えた。(現代人ならば、遺伝子とかで説明するだろうが。)
@harapion: D・P・シュレーバー、渡辺哲夫訳『ある神経病者の回想録』(講談社学術文庫)。ドゥルーズ=ガタリの『アンチ・オイディプス』では、最初の頁からシュレーバー控訴院長が出てくる。この本には、別の翻訳がある。尾川浩・金関猛訳、石澤誠一解題『シュレーバー回想録』(平凡社ライブラリー)。
@harapion: ダニエル・パウル・シュレーバー『ある神経病者の回想録』(講談社学術文庫)。神の言葉を聴き(幻聴)、世界の救済のために新しい女性として生まれ変わり(妄想)、神(フレヒジッヒ博士)との(同性愛)子供を懐妊しようとした男性、シュレーバー控訴院長の手記。たぶん、これが奇書中の奇書。