2016年08月09日のツイート
@harapion: 寺嶋真里作品「幻花」。手袋に対するフェティシズムにより、幻惑の世界に没入した老人は、さらに紅を引き、少女の衣裳を身にまとい、死せる少女と自己同一視をする。だが、幻覚は永遠に続かない。忽然と少女の死に気づくと、老人は覚醒し眠りに就く。再び目覚めると、手袋と異装で再度狂気に陥る。
@harapion: 寺嶋真里作品「幻花」。赤い部屋には異装倒錯の老人(堀宗凡、こちらを参照→URL)がいて、その部屋には少女の肖像画が掲げられている。少女は既に故人である。手袋に対するフェティシズムなのか、白痴の下男が老人を手袋で撫ぜると、幻影の世界に入る。
@harapion: 寺嶋真里監督作品「幻花」。赤い部屋で小人が踊るのは「ツインピークス」だが、あの赤い部屋は俗なる世界とは一線を画した超越性の次元を示していた。「幻花」でも赤い部屋が出てくるが、そこで展開されるのは禁断の見てはいけない世界。P・クロソウスキーの「ロベルトは今夜」の如く倒錯の世界が…。
@harapion: パウル・クレー、南原実訳『クレーの日記』(新潮社)を入手する。500円。クレーは、カンディンスキーとともに、ルドルフ・シュタイナーの講義(黒板絵を含む)を受けたことがあった。フランツ・カフカも、シュタイナーと会ったことがあったと記憶する。
@harapion: RT @cinemaskhole: 「シネマスコーレからのお願いです。」⇒ URL緊急のおしらせとなり恐縮ですが、ご協力どうかよろしくお願いいたします。
@harapion: RT @sonosion888: 鑑賞する側は低予算でも日本映画はいいものもあるというが制作する側でこのまま低予算で良質な日本映画よしと思ってる馬鹿は一人もない。きつくてヒイヒイ唸ってる子供がいるスタッフはきつい現場で少しでも改善されたらと祈りヨーロッパのように日本と海外が共同…
@harapion: 近々『前衛都市を知りたい子供たち Vol.2』が出ますが、それに合わせて『前衛都市を知りたい子供たち Vol.1』の増補改訂版が出るそうです。増補改訂版の正式名称は『前衛都市を知りたい子供たち Vol.1.01』だそうです。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序:1.01』みたいな名前。
@harapion: ゴダールの『アルファヴィル』は、未来の全体主義都市を描いたSF映画だが、セットは使わず、1960年代の現実のパリを撮影している。アーバンギャルドの『昭和九十年』も、架空の「昭和九十年」の話をしているふりをして、実は今、ここを問題としている。「アーバンギャルド☆クロニクル」より。
@harapion: RT @luna_yumi: 土日は、NADiffで吉増剛造展「瞬間のエクリチュール」、近美「 #声ノマ」の最終日にも出かけた。大野一雄さんへ声を運ぶ、吉増さんの柔らかな手が目に焼きついた。「もっと、もっと、文字を書いて、不思議な文字の波を立ててあげたかった」 https:/…
@harapion: 「死んでれら、灰をかぶれ」。この小説は、「表層」(蓮實重彦の『表層批評宣言』を参照せよ)だけで進行し、背後世界のようなものはない。「表層」だけで進行する『不思議の国のアリス』のようである。「アーバンギャルド☆クロニクル」解説篇より。近刊『前衛都市を知りたい子供たちVol2』収録。
@harapion: 寺嶋真里作品「つつがなき遊戯の秘蹟」。アブジェクシオンとは…URL 理科室に向かうとしたのは、立ち向かうという意味である。受動態から能動態への変化。この意識革命は、魔女術による覚醒である。少女を苦しめた理科教師は、緊縛状態にされるだろう。
@harapion: 寺嶋真里作品「つつがなき遊戯の秘蹟」。後半、魔女術の儀式光景が描かれる。ケネス・アンガーだとクロウリーだが、ここで魔女術が要請されるのは、フェミニズムとの関係だろう。五芒星と結界。聖別された領域での旋回する舞い。おぞましきもののサクリファイスが行われ、少女は再度、理科室に向かう。
@harapion: 寺嶋真里作品「つつがなき遊戯の秘蹟」。この作品は台詞がない。その分、観る者の想像力に働きかける作品と言える。冒頭、学校生活に打ちひしがれるスクールガールが出てくる。不安感と緊迫感。蟲とマメ山田の演ずる「??」は、少女の抱くアブジェクト(おぞましき)なものへのオブセッション。
@harapion: RT @enju1948: @harapion 現状日本政府が領土問題として認めないのは単なる官僚的前例主義によるものです。日本が認めれば、今回の南沙諸島のように日本が有利になる公算は高いと思いますよ。仮に中国の主張を認めれば東南シナ海沿岸は全部中国領土ということになってしまい…