2004-11-01 本日の読書 小森健太朗著『コミケ殺人事件』読了。 非常に凝った構成。舞台はコミケの会場。「ルナティツク・ドリーム」のコスプレイヤーが、殺害されてゆくというもの。 物語の中に、同人誌が挟みこまれ、この中でもSFややおいやミステリがある。 メタミステリなのだが、竹本健治の『ウロボロス』シリーズとも違う。 本格を好む人にも、応えている。 これを読みながら、DNAのセントラル・ドグマと、レトロウィルスのことを考えてしまった。無論、この話にはウィルスや遺伝子の話題は出てこない。