本日の読書

小森健太朗著『コミケ殺人事件』読了。
非常に凝った構成。舞台はコミケの会場。「ルナティツク・ドリーム」のコスプレイヤーが、殺害されてゆくというもの。
物語の中に、同人誌が挟みこまれ、この中でもSFややおいやミステリがある。
メタミステリなのだが、竹本健治の『ウロボロス』シリーズとも違う。
本格を好む人にも、応えている。
これを読みながら、DNAのセントラル・ドグマと、レトロウィルスのことを考えてしまった。無論、この話にはウィルスや遺伝子の話題は出てこない。