『ファウスト』Vol.4に関して

やはり乙一の「子供は遠くに行った」が上手いですね。一般ウケするのも、こういう作品だと思うのです。リレー小説「誰にも続かない」は、多人数にかかわらず、ストーリーがちゃんとまとまっているのがプロですね。ただ、各人の個性が如実に出ているので、乙一北山猛邦から佐藤友哉になる段階で、作品の雰囲気が如実に変わる印象を受けました。佐藤友哉に移る段階で、文章が変わるだけでなく、妹萌えの主題が加わるわけです。妹萌えの主題は、佐藤友哉西尾維新の作品に見られます。ところで、『ファウスト』の制作者サイドは、はてなダイアリーとかの反応を気にしているようです。