アレクセイの花園 http://8010.teacup.com/aleksey/bbs に、「其の人の刻印」を投稿。

以下は、その原文。
池田晶子著『メタフィジカル・パンチ〜形而上より愛をこめて』(文春文庫)の解説は、木田元(中央大学教授。現象学関係の翻訳や紹介で知られる。)が行っていますが、この解説文の中に、数年前八ヶ岳山麓に新しく建てられた友人の山荘に泊まった帰りに、池田さんと会った云々という趣旨の記述がみられます。この友人というのは、笠井潔ではないでしょうか。木田元笠井潔は、『哲学者の密室』が刊行された際に対談をしており、接点があります。そうだとすると、木田元にとって笠井潔は、知人でなく、友人なんですね。
しかし、一見笠井潔の「か」の字もないところに、笠井潔の影を見出す私は何なのか。そもそも、私が手を伸ばした本に、高い確率で笠井潔の刻印があるのか。