2014年05月26日のツイート
@harapion: ゲーテの『ファウスト』は、自己実現に向けて、3段ロケットになっていて、自己超越と挫折、挫折を通じて、より高い価値の発見、より高次での闘いというパターンになっている。最後に見出す回答は、行為(アクション)と世界変革だ。ファウストはそこに生きがいを見出す。
2014-05-26 23:33:07 via web
@harapion: ゲーテの『ファウスト』は、最初、主人公のファウストが自殺を図るところからスタートする。教会の鐘の音で我に返り、自殺を思いとどまる代わりに、悪魔と契約して人生を生き直す。(1)グレートヘンとの恋愛と悲恋、(2)ヘレネーとの美の追求と挫折、(3)大世間に出て世界を変える仕事への着手。
2014-05-26 23:26:20 via web
@harapion: 自己実現のために、無差別殺人を行うとか、劇場型犯罪をするという発想は、非常にステレオタイプであって、そんな事で人は幸せになれないし、相手だけでなく、自身の魂を破滅させる行為だと知るべきだ。ドストエフスキーは、『罪と罰』の殺害シーンで、相手だけでなく、自身の魂が死ぬ瞬間を描いた。
2014-05-26 23:17:38 via web
@harapion: 私は中学の時、自主的にゲーテの『ファウスト』を読み、かつ授業のときに、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」をクラスで歌う事をやったが、これは良い事だったのかも知れない。「ハレルヤ」は、生の喜悦、至高体験の表現である。自己実現を達成すると「ハレルヤ」に達する思考回路を身に着ける意味で。
2014-05-26 23:10:17 via web
@harapion: 仮に、義務教育のうちに、ゲーテの『ファウスト』を読み終える事を課したらどうなるか。『ファウスト』の主人公は冒頭で自殺を企て、それを思いとどまるところから物語が始まり、様々な遍歴を経て自己実現を達成する話である。現代の教育に欠けている全てが、そこにある。
2014-05-26 23:04:37 via web
@harapion: 無差別殺傷事件や劇場型犯罪が後を絶たないが、そうした犯罪によって、人が自己実現を達成する事はない。これらは自己破滅型の犯罪であり、自殺に通じるところがある。自身の人生に意味を見いだせないと、人は死の誘惑に駆られる。つまり、自殺もまた自己実現によって解消される問題である。
2014-05-26 22:56:54 via web
@harapion: アンナ・カヴァン著 細美遙子訳『 われはラザロ 』(文遊社)URL5月27日発売予定
2014-05-26 20:17:24 via web
@harapion: RT @pliselonpli: ゴダールの新作「Adieu au langage」予告編のより長いバージョン:URL
@harapion: @yurarosa デュメジルは、ちくま学芸文庫に入っています(現在、品切)。URL 神話学の本。インド- ヨーロッパ語族の神話は、祭司/戦士/生産者の三機能から出来ているといった内容です。ドゥルーズ=ガタリとかに影響を与えています。
2014-05-26 00:10:05 via web to @yurarosa