2016年05月19日のツイート
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』。第五章 海辺の森のバロック。日本のサンゴ礁を守るために、熊楠の考えたことを導入し、意識変革をしようとする中沢新一は、駿河湾のサクラエビを守ろうとした祖父の中沢毅一に導かれているのじゃないだろうか、とふと思った。
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』。第五章 海辺の森のバロック。日本サンゴ礁学会に招かれての講演。サンゴ礁の世界に、「野生の科学」はどう関わるのか。レイチェル・カーソン『海辺』、田中基『縄文のメドゥーサ』を参照しつつ、思考の圏と自然の圏を同型にする重要性が説かれ、熊楠の華厳モデルへ。
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』。第四章 二つの自然。フィリップ・デスコラの「コスモス国際賞」受賞記念の講演に基づく文章。この文章は、『現代思想』掲載時に読んだ。里山の話は、愛知万博の頃から出るようになったと思う。自然と文化が相即相入するという構造は、華厳モデルの基礎となる。
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』。第三章 南方熊楠のシントム。ラカンは、『フィネガンズ・ウェイク』をジョイスのシントムと考え、これを創造したから精神病にならなかったと考えた。アブノーマルな畸人の熊楠の学問は、ジョイスより複雑で、現実界/想像界/象徴界、全てに関わるシントムだった。
@harapion: フェリックス・ガタリは、晩年『カオスモーズ』(河出書房新社)という本を書く。好きな一節「欲動よりも機械を、リビドーよりも流れを、自我のさまざまな審級や転移より実存的領土を、無意識のコンプレックスや昇華作用より非物体的宇宙を、シニフィアンよりカオスモーズな実体を語ること。」200頁
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』(講談社選書メチエ)。熊楠による日本における初期のエコロジーには、フェリックス・ガタリが『三つのエコロジー』(平凡社ライブラリー)で説いた自然のエコロジー、社会のエコロジー、精神のエコロジーの全てが入っていたと中沢は指摘する。
@harapion: 中沢新一『熊楠の星の時間』(講談社選書メチエ)読了。第二章アクティビスト南方熊楠。熊楠は神社合祀反対運動で投獄まで経験した。明治政府の進めた神社合祀政策で、神社の数が半減し、神社の森が破壊されたからである。中沢は熊楠のエコロジーが、現在のエコロジーよりも広い概念だったと指摘する。
@harapion: RT @nobuyoyagi: もっとすごいのは「司法取引」で、誰かの密告により逮捕された場合、その密告をおこなった人物は開示されないそうだ。むろん組織犯罪の場合「お礼参り」を防ぐという意味では当然だが、別の点で言えば、冤罪に墜とされた場合、弁護側は、誰が嘘の証言をしたのかを知…
@harapion: RT @nobuyoyagi: さらに指摘された「別件盗聴」。つまり、犯罪に関わりがあるということにして、裁判所から盗聴の許可を取り、別件の市民活動などについて盗聴することがいくらでもできる制度設計となっている点が指摘される。
@harapion: RT @nobuyoyagi: 本日、参議院予算委員会を傍聴してきた。改正刑訴法の問題が次々に質問され、法相と法務省、警察は回答にならない回答。
@harapion: RT @biosphere0054: 「精神病を”会話”で診断するなんてもう古い!」 83,000個の脳をスキャンしてわかった、精神病の正体  URL via @logmijp
@harapion: RT @ncam_ms: 「藤田嗣治展」に合わせまして、小学館から限定1000部で発売されている、「決定版画集3冊」と「額入り複製画」のセット。店頭にて展示販売中です!複製画の実物が見たかった方、ぜひお立ち寄りください!※セットで32,400円税込です。 URL…
@harapion: RT @urbangarde: お待たせしました。アーバンギャルドの会場限定ミニアルバム昭和九十一年、通販開始しました。枚数あまりないのでお早めに。タワレコポップ風に言うとおすすめはM1、M2、M3、M4、M5ですURL https:/…
@harapion: アーバンギャルド☆クロニクル【解説篇】、終わる見込みがしない。松永天馬による小説「死んでれら、灰をかぶれ」(『自撮者たち』)の解読に、中沢新一の「とてつもなく古いもの」(『女は存在しない』)―このなかにシンデレラ、サンドリヨン、灰かぶり姫の民族学的解釈がある―を導入し始めた。