アレクセイの花園 http://8010.teacup.com/aleksey/bbs に「人はそれを既視観と呼ぶ」を投稿。

以下は、その原文。
本格ミステリ作家クラブの公式サイト
http://honkaku.com/
に、1月30日、第五回本格ミステリ大賞の候補作が掲載されました。
(すでに、小説部門は決まっていたような気がしたのですが、これから選考だったのですね。)
候補作は、以下の通り。
◆小説部門
暗黒館の殺人綾辻行人講談社

暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (上) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

暗黒館の殺人 (下) (講談社ノベルス)

紅楼夢の殺人』芦辺拓文藝春秋
紅楼夢の殺人 (本格ミステリ・マスターズ)

紅楼夢の殺人 (本格ミステリ・マスターズ)

『生首に聞いてみろ』法月綸太郎角川書店
生首に聞いてみろ

生首に聞いてみろ

『螢』麻耶雄嵩幻冬舎
螢

『臨場』横山秀夫(光文社)
臨場

臨場

◆評論・研究部門
『子不語の夢』浜田雄介編(皓星社
子不語の夢―江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集

子不語の夢―江戸川乱歩小酒井不木往復書簡集

『探偵小説と日本近代』吉田司雄編著(青弓社
探偵小説と日本近代

探偵小説と日本近代

天城一の密室犯罪学教程』天城一日下三蔵編(日本評論社
天城一の密室犯罪学教程

天城一の密室犯罪学教程

『名探偵ベスト101』村上貴史編(新書館
名探偵ベスト101 (ハンドブック・シリーズ)

名探偵ベスト101 (ハンドブック・シリーズ)

 ※ここで、「ほほう、そうきたか」と思ったのは、『天城一の密室犯罪学教程』が、評論・研究部門にノミネートされているが、小説部門にはノミネートされていないということです。
◆予想
小説部門 『生首に聞いてみろ』、(次席:『暗黒館の殺人』)
 ※笠井派の組織票が動くと予想される。また、「このミス」一位、「本ミス」一位により「文句はないだろう」となると考える選者がいるだろう。(但し、「本ミス」もまた、笠井派の探偵小説研究会によるものだが。)
評論・研究部門 『天城一の密室犯罪学教程』
 ※小説部門でノミネートされなかったのは、評論・研究部門で大賞を与えるためと推理できる。仮に、小説部門でもノミネートされていたら、一位・二位にはならないが、組織票の票割れを起こす可能性があるのではないだろうか。
個人的には『子不語の夢』(未読)が気になります。