加藤京文堂で、トポール著・澁澤龍彦編『マゾヒストたち』(薔薇十字社)を入手

関西圏からあと半月で引き上げるため、今日は加藤京文堂の見収めに行ってきました。トポールの『マゾヒストたち』を見つけ、(1)キュートだが、毒性のある内容、(2)今はなき薔薇十字社本という希少性、(3)まだ文庫化されていない澁澤本ということで、手に入れることにしました。トポールは、漫画家です。

ジャック・ステルンベールの序文がついています。『五月革命’86』(サンリオSF文庫)の著者です。
おじさんの心臓がむき出しになり、ナイフが刺さっています。女の人が刺繍をしていますが、自分の腿にしています。自分の足を輪切りにして、ナイフとフォークで食べようとしている人がいます。自分の足に標的のマークを書いて、射撃をしてみようとしている人がいます。
怖いです。でも、どこか妙な笑いを誘います。珍味のような本です。