死後も魂が不滅であることを証明してみせよう
かつて荒俣宏は、『ボーダーランド』というオカルト雑誌を責任編集をしていたことがある。(角川春樹事務所刊行)
時期的にオウムの事件の後で、『ムー』とかもバッシングを受けていた時期だったと思う。これが刊行され始めたときは、さすがに<なにゆえに、小懲りなく…>と思ったものだ。
記事としては、宇宙人に拉致されて、インプラント手術を受けて、記憶を抹消されて地上に返されたとか、宇宙人との間の子供を宿したとか、少々どぎつい内容が多かった。
ただ、1997年2月の小さなコラムだけが目を引いた。
記事は通商産業省工業技術院・生命工学工業技術研究所・人間環境システム部システム設計研究室長の福井幸男博士が、(研究費が公的に出ないので)個人的に魂の重量を測定使用しているというものだ。
・生後5週間目の12匹のマウスを使用
・致死量の麻酔薬を注射
・15グラムの容器に入れ密封
・空気の出入りは、完全にシャットアウト
・電子天秤で、ゼロ・コンマ6桁までの重量を測定
・電子天秤とパソコンをつなぎ、測定値を記録
・実験室は25度にし、一定にする
・空気の流れが電子天秤に触れないようにする
実験結果は、こうだ。
・100秒間の間に、7マイクログラム減少したものがあった
・100〜200秒間に100マイクログラム減少したものがあった
・200マイクログラムの増減を4000秒以上繰り返した事例があった
いったい、これをどう捉える?