2013年09月09日のツイート
@harapion: 夢野久作は『ドグラ・マグラ』の自筆署名本を五十六冊、全国の精神病院に寄贈している。やはり『ドグラ・マグラ』は単なる娯楽小説ではない、本気モードだ。解放療法のピネルへの批判を含むフーコーの『狂気の歴史』は1961年。『ドグラ・マグラ』は1935年で、遥かに先見性があるというべきだ。
2013-09-09 23:57:16 via web
@harapion: @ketchup_tomato 南天堂書房といえば……現代に甦った大杉栄をテーマにした中森明夫さんの『アナーキー・イン・ザ・JP』が、新潮文庫に収録されましたね。あれは単行本で読んだのですが、近頃珍しい元気の出る小説でした。
2013-09-09 23:40:49 via web to @ketchup_tomato
@harapion: 「道徳を数字攻めにして責め殺し、芸術をお金攻め、実用攻めにして堕落させて、精神美を無価値なものにして、物質美を万能にして……(中略)……日本人の中での罰当たりが寄り集る処」(「東京人の堕落時代」『夢野久作全集2』412頁)震災から一年後の東京の行く末を見る夢野久作の眼は厳しい。
2013-09-09 22:01:18 via web
@harapion: 関東大震災の一年後、杉山萠圓(後の夢野久作)は、『東京人の堕落時代』を書き、そのなかで東京が「数字とお金とで動かせる死んだ魂の市場」(『夢野久作全集2』ちくま文庫412頁)に成り果てたと告発している。杉山が批判したのは精神文明をないがしろにする功利主義・物質主義的風潮であった。
2013-09-09 21:50:20 via web
@harapion: 『【無料で見れる】『魔法少女まどか☆マギカ』全12話放送?♪』 URL