2014年05月22日のツイート
@harapion: #バカの壁の壁 の片面に、サルトル全集の『壁』を貼り付ける。新潮文庫の『水いらず』にも入っているが、表紙ですぐ判る人文書院版のほうが判りやすい。通り抜けようとすると、実存的な壁にぶつかり、ドストエフスキー『地下室の手記』の住人の如く、その絶望感すら愛し始める。これが実存の道だ。
2014-05-22 07:08:24 via web
@harapion: 私だったら、#バカの壁の壁 を、さらにもうひとひねりして、壁の一角に安部公房の『壁』で固めた部分を造る。新潮新書『バカの壁』より、新潮文庫『壁』の方が判型が小さいから、隙間ができる。その小さい隙間がシュルレアリストの妄想的抜け穴である。妄想では通過できるが、現実には通過できない。
2014-05-22 06:59:08 via web
@harapion: これは『#真夜中の博物館』からの拡大テーマになりますが、笠井潔がミステリに関して言った大量死理論が、現代美術に関しても、大筋では言えるということではないか。これはまだ仮説であって、塩田千春と、ボルタンスキーに関して言えることが、他の作家にも言えるのかどうか検証が必要ですが。
2014-05-22 03:35:13 via web
@harapion: 『#真夜中の博物館』。塩田千春も、ボルタンスキーも、その作品の背景に大量死があるとしたら……。GALERIE TEMPLON BRUSSELS - INAUGURAL SHOW BY CHIHARU SHIOTA: URL
@harapion: RT @syukan_kinyobi: 関西電力大飯原発差止訴訟、福井地裁は住民原告側勝訴!(浩) URL
2014-05-22 03:20:36 via web
@harapion: 『#真夜中の博物館』で言及されるクリスチャン・ボルタンスキーの作品の背景には大量死があるという。Christian Boltanski - Possible Lives - Les vies possibles: URL
@harapion: 『隠喩としての建築』の頃の柄谷行人は、思考の体系の形式化を徹底し、論理を突き詰めることで、体系の内部からの自壊を目論んだ。『#真夜中の博物館』に出てくる谷澤やロン・ミュエックは、全く別領域だが、方法論の徹底によって、自身の世界を内破し、外部に出ようとしたと解せないだろうか。
2014-05-22 00:16:58 via web
@harapion: 『#真夜中の博物館』。ロン・ミュエックの彫刻も、スーパーリアリズムというか、細部に至るまでの徹底した写実によって、対象の死体的物質性を暴露する。谷澤も、ミュエックも、自身の方法論を過剰なまでに徹底した果てに、次なる次元に到達する。この光景、どこかで見た事はないだろうか。
2014-05-22 00:05:57 via web