2014年05月31日のツイート
@harapion: F.外的な問題行動をなくすために、薬物やセラピーで大人しくさせる、本当は心の病の発生原因に遡るとか、抑圧的因子を取り除き、心のこわばりをなくすべきなのだろうが……。こうして、アンナ・カヴァンの視点は、治療する側の病理に向かう。偏狭な異物排除の心理的メカニズムは病理ではないのか。
@harapion: E.アンナ・カヴァン『われはラザロ』より「眠りの神殿」。とある若い医師が神経症を治療する病院を訪問する。(外部から来た人間が、到着するところから物語を始めるのは、カフカ的な展開の仕方である)だが、この病院にはパラアルデヒドの臭いが充満していた。果たして、これが治療と言えるのか。
@harapion: D.フィリップ・K・ディックの『ヴァリス』にも、幾つかのセラピーで人格を叩き潰すことが行われていると語られるシーンがあったが、アンナ・カヴァンは正統的な精神医学において、表向きの問題行動こそ見えなくなるものの、内的に、より重度の人格破壊を負わせる治療がなされている事を描く。
@harapion: C.アンナ・カヴァンの短編集『われはラザロ』の表題作は、ある英国人医師の視点から見た大陸の精神医学のクリニックを描き出す。しかし戦地での体験で心的外傷を負う→精神を病む→問題行動を起こすといった場合、この病院では、自分自身への自信をなくさせ、内向きの人間をつくっているようなのだ。
@harapion: B.アンナ・カヴァン『愛の渇き』(サンリオ)の山田和子氏の解説によると、第二次世界大戦中、カヴァンはニューヨークで軍の精神医学部門の研究者として働いたという。『われはラザロ』の訳者解説によると、戦後は、ロンドンのミン・ヒル救急病院の戦争神経症センターに勤務したという。
@harapion: A.アンナ・カヴァン、本名ヘレン・ウッズ・エドワーズは、二度の離婚、二度の自殺未遂、ヘロインの過剰摂取、精神病院/サナトリウムでの療養生活を経て、カフカの作品と出会い、アンナ・カヴァンの名前で執筆を始めた。『アサイラム・ピース』は、この療養生活が下地となって書かれた作品群である。
@harapion: RT @ColinWilsonBot: 人間はその全存在を外に向けなければならない。外の、何か非個人的なものに向けるべきだ。そうしてこそ救いが得られる。それができぬかぎり、自分自身の独房のなかで死んでしまう。
@harapion: <給食牛乳体調不良>3400人「味おかしい」 千葉県、古谷乳業に回収要請(ちばとぴ by 千葉日報) - Y!ニュース URL牛乳で体調不良、121校に…さらに増加も(読売新聞) Y!ニュース URL
@harapion: RT @sakuramemento: 【拡散希望】さくらメメントを踊ってみた企画始動!ホームページを公開します。 URL