2015年11月19日のツイート
@harapion: 前回、思いつきでパスカル・コムラードを連想するとか書いたのだが、URLテンテンコ ? Blue Eyes(「テンテンコの生命大躍進」)は、パスカル・コムラードの曲ではかいか!図星で吃驚!URL
@harapion: ロラン・バルトは、水彩で抽象絵画を描いた。また、ピアノを弾く批評家でもあった。ファッションに関する言説を語ることも出来れば(『モードの体系』)、読書論(『テクストの快楽』)はもとより、音楽(『声のきめ』)や美術(『美術論集』)を語ることも出来た。そんなところが人気の秘密か。
@harapion: 個人的には、ロラン・バルトの写真論『明るい部屋』(みすず書房)が好き。できれば、現在の白い表紙ではなく、最初に出た銀色の表紙の本が良い。批評であるが、それ自体がアートになっており、静謐な美を感じさせる。背景に、母の死がある。
@harapion: ロラン・バルトとフィリップ・ソレルスは、友情関係で結ばれていたが、時としてマルクス主義に寄り添うソレルスに対し、バルトは非政治性を守った。(バルトの出発点は、サルトルのアンガージュマン文学観だったが……。)ロラン・バルトは、政治参加よりも、芸術路線を選んだようにみえる。
@harapion: 中国旅行の際、ロラン・バルトと『テル・ケル』メンバーに、中国が用意した旅行プランは、人民公社や学校等の見学と討論会、孔子の儒教道徳が抑圧的で、毛沢東が解放してくれた云々という話ばかりだったようだ。日本を評価したとき、バルトは空洞や意味の軽みを評価した。が、中国ではその反対だった。
@harapion: ロラン・バルトは、日本のどこを評価したのか。『記号の国』では東京の中心にある皇居を「空虚な中心」と評した。文楽は西欧演劇と違い、感情を押しつけないとした。また、芭蕉の俳句に「意味の中断」を見出した。バルトは、言語の持つ意味の重圧を嫌ったように見受けられる。
@harapion: 『中国の女たち』を書いたクリステヴァと違い、ロラン・バルトは中国に関心を持たなかった。石川美子『ロラン・バルト』によると、中国にソレルスら『テル・ケル』メンバーが招かれたが、バルトはバスから降りずに見学の終わりを待っていたという。バルトの『中国旅行ノート』は、死後の刊行である。
@harapion: 石川美子『ロラン・バルト』(中公新書)。バルトの日本論『記号の国』が、『記号学の原理』や『モードの体系』といった理論的な著作から、『サド・フーリエ・ロヨラ』のようなロマネスクな著作に移行する転回点となった事を知った。バルトにとって、日本の文化は、彼自身を変えるほどに重要だった。
@harapion: 石川美子『ロラン・バルト』(中公新書)読了。今年はバルト生誕100年。ロラン・バルトの評価が衰えないのはなぜか。理論的な著作以外に、『恋愛のエクリチュール・断章』や『明るい部屋』などフランス文学の精髄というべきロマネスクな著作があり、その文章に音楽に通じる甘美さがあるからでは。
@harapion: 【特集】マジありえない共謀罪・盗聴法・マイナンバー URL共謀罪ができると、会社とか、親族とかではなくて、見知らぬ者同士が会話していて、逮捕とかがありえるかも知れない。特に、今の世の中に批判的で、他人への影響力がある人が含まれていたら。
@harapion: RT @kosukeikeda: しかしこの感じで行くと、アメリカが何らかのテロを受けて(すでにワシントンでのテロ予告を受けている)、日本も集団的自衛権の行使に巻き込まれるシナリオは、かなり現実味を帯びてくる気がするなあ。 URL
@harapion: RT @masayachiba: (承前)既訳論文での著者名と表記が異なることで、検索などでご迷惑をおかけすることになり、誠に申し訳ございません。今後、おそらくメイヤスーの既訳論文は、単行本にまとめられることになろうかと思います。その際に、すべて「カンタン・メイヤスー」表記で統…
@harapion: RT @masayachiba: 今回の主著翻訳を契機として、これまで「クァンタン・メイヤスー」としていた表記を、「カンタン・メイヤスー」に変更いたしました。仏語のQuentinは「カンタン」とする用例が多いためです。旧表記「クァンタン」の用例もこれはこれで存在するのですが、よ…