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シュタイナーの著作は、もっとあることは承知していますが、疲れてしまったものですから。

ルドルフ・シュタイナー
1861年2月27日、オーストリアハンガリー生まれ。15、6歳頃からイヌマエル・カントの研究を行い、さらにフィヒテシェリングといったドイツ観念論の研究にのめり込んだ。幼い頃から、霊視能力があったが、採薬師フェリックス・コグツキーと、シュタイナーが生涯明かさなかった「マイスター」から、クリスティアンローゼンクロイツ以来の薔薇十字系のオカルティズムを近代に甦らすようにという委託を受け、さらに40歳になるまでオカルト領域で指導的立場に立たないようにという「マイスター」の忠告に従い、その能力を秘匿し、もっぱらゲーテニーチェ研究家として振る舞い、ヘッケル的一元論に関心を示し、プロレタリアの側に立つ個体主義的アナーキストとして活動した。1988年『文芸雑誌』のゲーテ生誕150年記念の特集号に「ゲーテの隠された啓示」を発表。これは、ゲーテのメルヘンの中に、薔薇十字の秘教に繋がる思想を読み取ろうとするものであった。これをきっかけに、ベルリン神智学協会のプロックドルフ伯爵夫妻に評価され、シャルロッテンブルクのカイザー・フリードリヒ街54番地aにあった神智学文庫で講演を行うようになった。シュタイナーはヘレナ・ブラバツキーの『シークレット・ドクトリン』を研究し、後にシュタイナー夫人となるドルナハの舞台芸術の中心的存在であったマリ・フォン・ジーフェルスと出会い、彼女とともにドイツ神智学協会の会員として活動する決意を固める。1904年に『神智学』、1909年に『神秘学概論』を執筆、1912年舞踏芸術オイリュトミーを創始。次第にインド等の東洋思想を重視する神智学とは異なる西欧の霊性を探求する方向に向かい、1913年人智学協会を設立、ドルナハに第一次ゲーテアヌムを建設。1919年、社会有機体三分節化運動を開始、これは精神生活では自由主義、経済生活では社会主義、社会制度としては民主主義を重視するというものである。さらに同年自由ヴァルドルフ学校を創設、1920年人智学大学の活動を開始、1922年クリステン・ゲマインシャフト(キリスト者共同体)の運動を開始。しかしながら、1922年第一次ゲーテアヌムが何者かによって放火され消失。この事件には、ナチスが関与しているといわれている。1924年第二次ゲーテアヌムの新建築の準備にとりかかり、農業の講習会や演劇のための講習会を開く一方、治療教育運動を開始。1925年3月30日没。
[主要著作]
『神智学』高橋巌訳/ちくま学芸文庫
『神秘学概論』高橋巌訳/ちくま学芸文庫
『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか』高橋巌訳/ちくま学芸文庫
自由の哲学』高橋巌訳/ちくま学芸文庫
『オカルト生理学』高橋巌訳/ちくま学芸文庫
『魂のこよみ』高橋巌訳/ちくま文庫
『第五福音書』西川隆範訳/イザラ書房
『カルマ論集成1 いかにして前世を認識するか』西川隆範訳/イザラ書房
『カルマ論集成2 カルマの開示』西川隆範訳/イザラ書房
『カルマ論集成3 カルマの形成』西川隆範訳/イザラ書房
『カルマ論集成4 歴史の中のカルマ的関連』西川隆範訳/イザラ書房
『カルマ論集成5 宇宙のカルマ』松浦賢訳/イザラ書房
『ルカ福音書講義 〜仏陀キリスト教〜』西川隆範訳/イザラ書房
『瞑想と祈りの言葉』西川隆範抄訳 /イザラ書房
『神智学の門前にて』西川隆範訳/イザラ書房
『天使と人間』松浦賢訳/イザラ書房
『悪の秘儀 〜アーリマンとルシファー〜』松浦賢訳/イザラ書房
『血はまったく特製のジュースだ』高橋巌訳/イザラ書房
『オイリュトミー芸術』高橋巌訳/イザラ書房
『色彩の本質』高橋巌訳/イザラ書房
『霊学の観点からの子供の教育』高橋巌訳/イザラ書房
『神智学:シュタイナー選集1』高橋巌訳/イザラ書房
『いかにして超感覚的世界の認識を獲得するか:シュタイナー選集2』高橋巌訳/イザラ書房
『オカルト生理学:シュタイナー選集7』高橋巌訳/イザラ書房
自由の哲学:シュタイナー選集8』高橋巌訳/イザラ書房
『社会の未来:シュタイナー選集9』高橋巌訳/イザラ書房
『死後の世界:シュタイナー選集10』高橋巌訳/イザラ書房
『現代と未来を生きるのに必要な社会問題の核心:シュタイナー選集11』高橋巌訳/イザラ書房
『シュタイナー コレクション 1:子どもの教育』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 2:内面への旅』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 3:照応する宇宙』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 4:神々との出会い』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 5:イエスを語る』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 6:歴史を生きる』高橋巌訳/筑摩書房
『シュタイナー コレクション 7:芸術の贈りもの』高橋巌訳/筑摩書房
『教育の基礎としての一般人間学:シュタイナー教育講座1』高橋巌訳/筑摩書房
『教育芸術[1][2]:シュタイナー教育講座2&3』高橋巌訳/筑摩書房
『十四歳からのシュタイナー教育シュタイナー教育講座 別巻』高橋巌訳/筑摩書房
ヨハネ福音書講義』高橋巌訳/春秋社
『健康と食事』西川隆範訳/イザラ書房
『病気と治療』西川隆範訳/イザラ書房
『薔薇十字会の神智学』西川隆範訳/平河出版社
『秘儀参入の道』西川隆範訳/平河出版社
アーカーシャ年代記より』人智学出版社
『いかにカルマは作用するか』人智学出版社
人智学・神秘主義・仏教』人智学出版社
仏陀からキリストへ』書肆・風の薔薇
『教育術』みすず書房

アレイスター・クロウリー
本名エドワード・アレグサンダー・クロウリー。1875年10月英国ウォリックシャー生まれ。ケンブリッジ大学トリニティー・カレッジ時代から、登山と詩作を行い、1902年にK2に挑戦するが、登頂には至らず。1898年秘密結社「黄金の夜明け」に参入、魔術修行を行う。「黄金の夜明け」ではW・B・イェイツやアーサー・E・ウェイツらと常に対立、二年余り後に脱会。1904年新妻ローズとともに世界一周ハネムーンを行い、エジプトにて霊的存在アイワスと接触し、『法の書』を書く。1907年魔術結社A∴A∴(銀の星)を創立し、大量の魔術書や機関誌「春秋分点」を刊行。この魔術結社A∴A∴(銀の星)に、シジル魔術で知られるオースティン・スペアや、後に英国仏教協会を創立するアラン・ベネットらが加入する。魔術結社A∴A∴(銀の星)が財政的に破綻し、1914年渡米、「インターナショナル」の雇われ編集長となる。1920年シシリー島に「テレマ僧院」を設立するが、病死者を出し、国外退去処分となる。1947年12月没。
[主要著作]
『ムーンチャイルド』江口之隆訳/創元推理文庫
『黒魔術の娘』江口之隆訳/創元推理文庫
『法の書』島弘之、植松靖夫訳/国書刊行会
『魔術〜理論と実践』島弘之他訳/国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集1 神秘主義と魔術』国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集2 トートの書』榊原宗秀訳/国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集3 麻薬常習者の日記』国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集4 霊視と幻聴』国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集5 777の書』国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集別巻1 クロウリーの魔術世界』国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集別巻2 クロウリーの魔術日記』スティーヴン・スキナー編/江口之隆訳/国書刊行会
アレイスター・クロウリー著作集別巻3 クロウリーと甦る秘神』ケネス・グラント/植松靖夫訳/国書刊行会