ジェームス・アンソールについて

名古屋市美術館では、現在、エルミタージュ美術館展が開かれている。以下の案内に掲載されているのは、ヴァン・ダイクの「エリザベスとフィラデルフィア・ホートンの肖像」である。

また、7月26日から、愛知県美術館ゴッホ展が開かれる。ゴッホ展が開かれる前に、岩波文庫の『ゴッホの手紙』と、ちくま学芸文庫に収録されたアントナン・アルトーの『ヴァン・ゴッホ』を読んでおくのもいいだろう。

しかし、気になるのはベルギーの画家ジェームス・アンソールである。ジェームス・アンソール展は、三重県美術館で開かれているのだが、この19世紀後半の画家が描く骸骨や仮面などの幻想的な世界は、実に魅惑的です。

案内に掲載された作品は「仮面と死神」ですが、シュルレアリスムの先駆という印象すら抱きます。