2013年05月12日のツイート
@harapion: @Lesescenario 「共同体と共同体の間」の<交通>から、国家が始まるという考え方の出所は、マルクスの『ドイツ・イデオロギー』で、柄谷は『マルクスその可能性の中心』の頃からしてきたと思います。浅田彰が、自身の立場を<交通史観>と言ったことがあります。
2013-05-12 19:52:38 via web to @Lesescenario
@harapion: @Lesescenario 柄谷行人は、カール・ポランニーのいう「再分配」は「互酬的交換」として考えることができるが、国家による略取に基づく再分配は別物に考えてますね。柄谷は「国家は共同体と共同体の間にはじまる」(『世界共和国へ』50頁)と繰り返し主張します。
2013-05-12 19:43:55 via web to @Lesescenario
@harapion: RT @Lesescenario: @harapion 再分配が国家に関わるものであるとし、「略取-再分配」と言い直してますね。国家の暴力性を加味したような呼び名になっている
2013-05-12 19:35:49 via web
@harapion: 先ほど、斎藤環氏が浅田彰ならゴダールをスキゾに分類するだろうと推測をしたというツイートを見たので、浅田彰の発言に立ち返って検証してみたのが、少し前の一連のツイート。浅田の発言に即して考えると、パラノのリミットで思考の切断が行われ、スキゾ的になるという事を言っていると思う。
2013-05-12 19:33:50 via web
@harapion: 『水牛楽団|休業』(本本堂)での浅田彰「ゴダール逃走論」。ゴダールは政治的な「重い問題」に「真剣に苦悩」していたかと思うと、そこに「切断」が入ると浅田は言う(75頁)。切断は、たぶんアルチュセール的な認識論的切断を意識しての発言。パラノの極致において、スキゾに切り替わるという事。
2013-05-12 19:27:19 via web
@harapion: 『水牛楽団|休業』(本本堂)での浅田彰「ゴダール逃走論」。浅田は、ゴダールは「自堕落だから途中で放り出してしまう」といい、「ギリギリ押しつめられていたのが、突然スーッと抜けちゃって、勝手に逃げろ、ということになってしまう」という。(74?75頁)
2013-05-12 19:22:32 via web
@harapion: 『水牛楽団|休業』(本本堂)での浅田彰「ゴダール逃走論」。浅田が、ゴダールの唯物論的感性に言及するのは、蓮実重彦が「ゴダールを映画人にしてしまう」(73頁)ところに異論があるからである。浅田はゴダールは、「メチエでなくテクネー」で撮っていると考える(74へ頁)。
2013-05-12 19:17:24 via web
@harapion: 『水牛楽団|休業』(本本堂)に収められた小冊子の中で、浅田彰は坂本龍一を相手に「ゴダール逃走論」を展開する。「ゴダールは映画館なんか必要としてないようである。だから、本来ならば映画ファンの神経を逆なでするようなザラザラした異物感がある」(74頁)思うに異物感は唯物論を指している。
2013-05-12 19:09:06 via web
@harapion: RT @suisei_0: 2.それではゴダールがパラノなのかというと、どうもそうではない。浅田(彰)さんならスキゾのほうに分類するだろうと思います。スキゾ/パラノの対比で言うと違うんだということを際立たせるために、その二つの固有名を出したわけですよ。
2013-05-12 19:02:50 via web
@harapion: RT @suisei_0: 1.斎藤環 以前、僕が中井久夫氏の論文から引用した「徴候的/索引的」という図式について、東さんはそれは「スキゾ/パラノ」と相同なのではないかと指摘されていましたね。[…]ただ僕のイメージとして、徴候的なものの代表がデヴィッド・リンチで、索引的なものの…
2013-05-12 19:02:46 via web
@harapion: フランシス・ベーコン参考文献浅田彰「F・Bの肖像のための未完のエスキス」(『ヘルメスの音楽』ちくま学学芸文庫に収録)ジル・ドゥルーズ『感覚の論理 画家フランシス・ベーコン論』(法政大学出版局)谷川渥『肉体の迷宮』(ちくま学芸文庫)第9章 叫びと肉塊―フランシス・ベーコン覚書
2013-05-12 14:11:29 via web
@harapion: 「日曜美術館 恐ろしいのに美しい フランシス・ベーコン」の再放送(5/12 20時? 出演:浅田彰・大江健三郎・デビッド・リンチ)、録画準備完了。
2013-05-12 14:05:46 via web
@harapion: RT @hiroyuki9999: 谷川渥さん『肉体の迷宮』と拙論の関係について、ちょっと詳しく書き直しました。ロン・ミュエックと塩田千春という二人の美術作家の話も交えつつ。URL
2013-05-12 11:29:22 via web
@harapion: RT @hiroyuki9999: 谷川渥さんが『肉体の迷宮』で書いてらっしゃるのは、西洋美術の歴史を追って行くと、どうしても「肉体」というものに突き当たってしまう、ということ。逆に言うと日本の美術には肉体性がきわめて希薄だ、ということなんです。私は同じことをホラーを舞台に考え…
2013-05-12 11:29:19 via web
@harapion: 谷川渥は、『イコノエロティシズム―澁澤龍彦美術論集』と『天使たちの饗宴―澁澤龍彦同時代芸術論集』の編者にして、笠井潔の角川文庫版『ヴァンパイヤー戦争1』の解説者といえば、だいたいどの系統の人か判るか?
2013-05-12 11:25:20 via web
@harapion: 谷川渥『肉体の迷宮』(ちくま学芸文庫)が素敵すぎる。表紙からしてハンス・ベルメールの球体関節人形だし、中身を開けると谷崎潤一郎、三島由紀夫、ユイスマンスに、画家のフランシス・ベーコン、美しくも頽廃的な図版の数々。毒性があって、一切妥協のない美学がある。申し分なしの爆弾の如き一冊。
2013-05-12 11:14:46 via web