2015年06月12日のツイート
@harapion: 映画「神々のたそがれ」。ドン・ルマータは、彼自身を絞首刑にしようとする退行人間たちを、殲滅を決断する。彼は剣の達人という設定になっている。この決断は、成功するだろう。ドン・ルマータは云う。「つらい」と。この映画の原作は、ストルガツキー兄弟の「神様はつらい」である。
@harapion: 映画「神々のたそがれ」。僧侶といっても、秩序を重視し、逸脱者(学者や詩人)を虐殺するだけである(生きた信仰が喪われ、教条化している?)。ドン・ルマータは未来から来たという理由で、神のように扱われるが、この世界を苦々しく思っている。やがて、彼自身に死刑宣告がなされ、決断を迫られる。
@harapion: 映画「神々のたそがれ」。惑星アルカナルに地球人が潜入する。この映画は、その中のドン・ルマータの民族学的フィールドワークから成り立つ(こめかみに小型カメラらしきものがある)。ドン・ルマータの認識。人は何らかの形で奴隷制を望む。まず灰色の人々(全体主義者?)が現れ、次に僧侶が現れる。
@harapion: 映画「神々のたそがれ」。惑星アルカナルの人々は、知や美しいものに対して憎悪を抱いており(反知性主義!)、そうした人を撲殺し、汚泥・糞便・腐乱死体に還元しようとする。鱗が浮かぶ、魚の腐ったスープを死体にかけ、鳥についばませようとする。なぜ、このようなことになったのか。
@harapion: 映画「神々のたそがれ」。全篇、汚泥と糞便と腐敗屍体だらけの、醜悪の極致を描いた逆行性SF映画。通常のSF映画では、未来社会が描かれ、未だないテクノロジーが描かれる。しかし、この映画に出てくる惑星アルカナルの人々は、800年ほど退行しており、何かを疑う学者や詩人は暴行虐殺される。
@harapion: 今日の戦利品(2)アーバンギャルド『少女KAITAI』KAI版&TAI版「原爆の恋」が特に危ない。このために、地下出版にしたのだろうか。マイケル・マドセンだな。このあたりは……。 URL
@harapion: 今日の戦利品(1)アレクセイ・ゲルマン監督作品「神々のたそがれ」劇場用パンフレット URL